鋳物薪ストーブ設置&リフォーム 1

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    鋳物薪ストーブ設置&リフォーム

     

    かなり更新を怠けてました。

    秋田弁でいう”からっぽやみ”(怠け者)ってやつです(笑)
    先日行ったDIYでの鋳物ストーブ設置のためのリフォームを、
    数回にわたってブログに綴ってみようと思いますので、
    お時間のある方はお付き合いお願いいたします。(*´ω`*)
    私の自宅は築50年のボロ屋で、
    二階部分は20年ちょっと前に新しくしてますが一階は手付かずのまま。
    冬には薪ストーブを使用していますが、
    ダルマ型ストーブは熱しやすく冷めやすいため薪を入れ燃えれば熱く、下火になればすぐ寒くなる。
    実に効率の悪い暖の取り方です。
    それに加えて、壁が薄く断熱材は入っておらず、至る所から隙間風が。
    そこで熱しにくいが冷めにくい特性の鋳物ストーブを設置することにしたんですが、
    煙突の径が106πから120πに変わるため壁の煙突穴を広げなければいけないため、
    どうせなら壁、床、天井を剥がして断熱材を入れ、ついでに壁を壊しサッシをペアガラスにすることにしました。
    まずは外壁を壊し古いサッシ(高さ6尺×幅9尺)を取り外します。
    前もってサッシは注文しておきましたが、
    古いサッシの正確な取り付け寸法が分からないため幅は9尺用のサッシの入り隅用、
    高さは煙突が太くなりカーテンなどとのスペースを確保するため6尺用から10cmほど低い特注サイズとしました。
    入り隅用にすることで9尺サイズより10cmほど幅が狭くなります。
    ちなみに、現在では尺単位でのサイズではなくなってました(笑)
    DIY リフォーム 施工前
    DIY リフォーム 窓部
    取り付けは至って簡単で、
    基礎の上に乗った木(土台敷き)に古いサッシがついていたんですが、
    新しいサッシで床とアングルをフラットにするためには15mmほど足りなかったため、
    防腐剤を塗った15mmの板を取り付け。
    左右の柱にも板を取り付けますが、
    幅はサッシの枠を入れても両サイドに数ミリの隙間が出来、板の高さも同じく数ミリ高くなるように。(3〜4mm程度の隙間)
    その両サイドに取り付けた板に乗るように木(まぐさ)をはめれば開口部の完成です。
    まぐさはたわまないように天井部分(胴差し)と繋ぎます。
    写真では中央部分に1本のみ支え(間柱)が入っていますが、このあと数本入れてあります。
    窓 開口部
    開口部が出来たら開口部以外(外側)にコンパネを張り塞いでいきます。
    板をカットしつぎ足しながら貼っていくわけですが、
    つぎ足す部分は必ず間柱などに両方の板が乗るように。
    サッシ上部に煙突を通すための”メガネ石”を入れていますが、
    この部分は板を張らずケイカル板を張ってコンパネとフラットにしました。
    板を張り終えたらタイベックなどの防水透湿シートを張ります。
    シートは下から貼り始め、20cm程度重ねながら貼っていきます。
    開口部に枠を入れると、下枠は土台に乗っていますが左右と上部枠は数ミリ隙間が出来ますが、
    この隙間を使って枠を垂直に取り付けていきます。
    枠取付ビスの部分に板を挟み垂直を見ながらビスを打っていきます。
    この隙間は最終的に窓枠で隠れますが、
    左右の隙間が違いすぎると窓枠から見えるサッシ枠の部分に差が出来て小さいサッシほど目立ちますので、
    出来るだけ左右の隙間が均等になるように板を挟んでください。
    外側のサッシ枠の耳の部分も留めたらブチルテープをサッシ枠の耳と壁をまたぐように貼ります。
    ブチルテープも下枠、左右枠、上枠の順番で重ねながら貼ることで水の侵入を防げます。
    DIY リフォーム サッシ取り付け
    私は両面タイプのブチルテープを使ったので、サイディングを張るまで片側は剥がさないでおきました。
    枠がきっちり取り付けてあることを確認したら窓をはめます。
    ちゃんと垂直を見ながら枠を取り付けていれば、
    この時点で窓に隙間が出来たり鍵がキツかったりしても調整の範囲ですので心配なく。
    鋳物ストーブ設置&リフォーム 2 へ続きます。

    鋳物薪ストーブ設置&リフォーム 2

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      鋳物薪ストーブ設置&リフォーム

       

      タイベックシートを張り、枠を取り付け、ブチルテープを張れば、

      よほどのことがない限り水は入ってきません。
      ここで一旦窓と外壁はおいといて、室内作業へ移ります。
      状態を見るために入れたサッシ(ガラス窓)は一旦外して、壁と天井を剥がします。
      この時点で床を剥がすと掃除や作業がしづらくなりますので注意を。
      DIY リフォーム 室内
      床の一部が腐食して穴が開いています。
      DIYリフォーム 壁、天井撤去
      ごみ、ホコリ、ネズミのフンなど多数(笑)
      きれいに掃除したら、気になる隙間などにウレタンフォームスプレーを。
      隙間を埋め断熱効果もあり大変助かります(*´ω`*)
      天井、壁を剥いで出たゴミや残ったクギなどを綺麗に片づけたら床を剥ぎます。
      普通ならこのまま床を張る作業に移るんですが、今回の一番の目的は鋳物ストーブを置くこと。
      100kg弱の鋳物ストーブを置けるように補強し、
      耐火ボードなどで低温発火を起こさないようにしなければいけません。
      そこで↓のような補強台を作り、炉台を仕上げることにしました。
      薪ストーブ 補強台 炉台   薪ストーブ 補強台 炉台 
      3寸角と2×4の木材で1500mm×900mmの補強台を作り、コンパネと表に出る部分にニスを塗った板で木枠を作ります。
      この木枠の上がフロアと同じ高さになるように束石、プラ束で高さと水平の調整をします。
      1本で100kg程度の荷重に耐えられるプラ束を9本使い、12mmのケイカル板を2枚重ね、
      軽天材で40mmの空気層を作り、木枠に穴を開けたことによって熱がこもるのを避けます。
      最後に耐火セメントで磁器タイルを貼り木枠とフラットに仕上げます。
      補強台の水平を取りその上に木枠を固定。
      補強台と大引きを固定し、根太を取り付ける。
      ここまでいったら床を仕上げていきます。
      一般的な家の床は、12mmのコンパネを貼りその上に12mmのフローリング材を貼ります。
      しかし手抜き工事をされた我が家は17mmの床板のみ。
      他の部分の床板と高さを合わせるために5mmの板と12mmのフローリング材で仕上げることに。
      時間があれば床下にシートを敷き調湿材を入れたり、
      フローリングボンドを使った方がよかったんでしょうが、
      床を剥いだその日のうちに床を仕上げなければいけなかったため泣く泣く省きました(笑)
      そんな感じで急いでいたため途中の写真ありません(;´Д`)
      DIY リフォーム 床 壁
      養生シートでフローリングは見えませんが、軽天材が見えている部分が炉台となります。
      フローリングを貼ったらサッシ枠のアングルビスを忘れず留めましょう。
      木材は気温や湿度で膨らんだり縮んだりします。
      あまりきつくフローリングを組むと剥がれや鳴きの原因になるようです。
      鋳物ストーブ設置&リフォーム 3 へ続きます。

      鋳物薪ストーブ設置&リフォーム 3

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        鋳物薪ストーブ設置&リフォーム

         

        床を貼ったら、壁・天井と仕上げていきます。

        断熱材を入れ、コンパネを貼ります。

        ニスを塗った窓枠を取り付けましたが、壁を貼る前か後かはやりやすい方でいいと思います。

        基本的に窓枠のあとに壁材だと思いますが、クロス仕上げじゃなく化粧ベニヤでの仕上げのため、

        私は最初から最終的にはコーキングをする予定でした。


        一般的な住宅は12?コンパネ+12?石膏ボードを貼り、

        目地やクギなどの段差をパテで埋めクロスを貼りますが、

        私のボロ屋は断熱材無しで2.5?の化粧ベニヤのみ。

        さすがに両サイドの壁から21.5?ずつフケてくるのは狭くなった感があるため、

        断熱材を入れ12?コンパネと2.5?化粧ベニヤ仕上げに。

        フローリング貼り終わり 

        壁を貼るときは床と壁材をきっちりくっ付けないのがポイントです。

        くっ付いていると歩いた時などに鳴きの原因となります。

        壁と天井との隅もそうですが、廻り縁や幅木などで隠すことが出来ますので。

        幅木  廻り縁 



        炉壁となる部分はコンパネを貼らず、ベニヤ板のみ。

        この段差のおかげで空気層を確保したうえで12?炉壁を引っ込めることが出来ます。

        炉壁2    炉壁1  


        軽天材を等間隔で壁に5本打ち付け、そこにケイカル板を2枚取り付け。

        炉壁下部の炉台との間に12?程度の隙間を設け、炉壁の裏を風が通るようにしました。

        実際に鋳物ストーブを使ってから「あそこをこうしておけば」ってのが嫌なため、

        軽天材で40?の空気層、12?のケイカル板2枚、裏の空気が抜ける万全の体制です。


        炉壁3


        ここまできたら細かな仕上げをしていきます。

        既存の床との継ぎ目や、炉台の木枠とフローリングの境目を床用コーキングで。

        化粧ベニヤの繋ぎ目、タッカーの痕などをコーキングで隠す。

        窓枠を取り付けてからサイズを測り注文していたカーテンレールの取り付け。

        次はいよいよタイル貼りです。(*´ω`*)


        鋳物ストーブ設置&リフォーム 4 へ続きます。








        鋳物薪ストーブ設置&リフォーム 4

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          鋳物薪ストーブ設置&リフォーム

           

          タイルは300角の物をネットで購入。


          貼り付けには耐火セメントとNSハイフレックスを使用。

          貼り付け面とタイルに希釈したNSハイフレックスを塗ることで付きが良くなります。

          もちろんセメントを練る水にもNSハイフレックスを混ぜます。

          NSハイフレックス 


          炉台からタイルを貼り始めたんですが、実際タイル貼りは初めて。

          ケイカル板の上に練ったセメントを置き均等に均していくんですが・・・。

          乾くのがめちゃくちゃ早い!

          NSハイフレックスを塗ってコーティングはされているんですが、

          ケイカル板が水分を吸うんでしょうね・・・。

          一枚ずつ仕上げていくことにしたんですが、今度は高さ合わせが大変。(;´Д`A ```

          何事も経験ですか(笑)


          炉台にタイルを敷き、数日乾かしてから炉壁を貼り付け。

          炉台を貼った経験を活かし、炉壁に貼るときはタイルにセメントを盛り付けました。

          同じ量のセメントをNSハイフレックスを塗ったタイルに乗せ均等に均し、

          同じくNSハイフレックスを塗ったケイカル板に押し付け、金づちの柄などで軽くたたく。

          はみ出した分はヘラで取り除き、

          下に通風孔を設けているため落ちてこないように”つっかえ棒”をする。


          炉壁のタイルの色が一部違うのは、炉台貼り付け時に1枚割ってしまったためで、

          再注文しようとしたらすでに同じ商品は在庫なし。

          1枚購入すれば良かったものを、6枚買ってオシャレ風に(笑)

          同じ300角で売ってるタイルでも商品によって微妙にサイズが違ったりするので、

          並べていくと目地がバラバラで見た目があまりよくありません。

          購入時に到着時の破損と作業時の割れを考慮して、数枚多く頼むのが無難ですね。


          私の場合も最初に買ったタイルが298mm、後から購入した物が294mmでした。

          とりあえず安く済むように買い揃えたので目地のバラツキはしょうがないと諦め、

          目地や周りの隙間は耐熱パテで目地コーキングしました。

          次やったらもっと綺麗に仕上げる自信はありますが、

          二度とやることはないでしょう。(*´ω`*)

          炉壁 タイル1  炉壁 タイル2 

          炉壁の上に小さな扇風機を設置しましたが、

          これで熱を対流させる効果と扇風機の後ろ側が風を吸いこむときに、

          炉壁の裏側の空気を動かし熱が籠るのを防いでくれます。


          今回のリフォームでテレビの位置が変わるため、

          アンテナやブースターなどを延長しなければいけなくなりました。

          壁を剥いだついでに壁付けのアンテナにしようとも思ったんですけど、

          意外といい値段がするので断念。

          壁の隅を這わせ、ジョイントして間に合わせました。

          線が長くなったりジョイント部が多いと信号が弱くなるため出来れば避けたいところですが。


          次はいよいよ鋳物薪ストーブの設置です。(*´▽`*)



          鋳物ストーブ設置&リフォーム 5 へ続きます。









          父の認知症 1

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            認知症日記


            いつから発症していたのかはわからないが、


            私や母が気付いたのが5年ほど前。


            昔から人の意見や話を聴く人ではなく、私達家族に意見されると怒り出す。

            自分に非があると分かると「お前の言い方が悪い」「誰に向かって言ってる」

            という風に話の論点をすり替えキレてくる。

            プライドが高いくせに仕事以外何もできず特に趣味もなく、祖父に似て酒癖が悪い。

            決まった仕事などはきっちりこなすが、段取りがくるったりすると俺や母に当たってくる。

            この日この作業をすると決めたら人の予定などは関係なく、

            むしろその日に仕事や予定が入ってる人が悪いという考え方。

            人付き合いも悪く近所の集まりで飲みに出かけるくらいで、外出することはほぼ無い。

            家では秋田弁でいう、

            ”おべたふり(知ったかぶり)”

            ”さがしふり(賢いふり)”

            ”きかねふり(強いふり)”

            を地でいくタイプで、外に行けばこれが出来ないんだろうと思う。

            案の定、内弁慶で近所での評判はいい。


            3.11の震災の年ヘルニアの手術で入院し、その年から田んぼを人に任せ農業を引退。

            それまでやってきた自営業もほとんど仕事がない状態で、

            毎朝作業場へ行き、営業という名目で知り合いや得意先を軽トラで回り世間話をする日々。

            ほとんど仕事の無い自営と農業を辞めたことで一気にやることが無くなり、

            このあたりから認知症の進行が加速したと思う。


            以前から会話の中に「わからない」という言葉が入っていたが元々物を知らない人でもあるため

            あまり気にすることもなかったが、自分が言ったこと、自分がやったことを聞いてくるようになり、

            こっちとしては呆れて適当に答えると「知らないから聞いてるだろ!」とすぐ怒鳴り、

            震災から2年後、今から5年前くらいになると私達家族もおかしいと思い始めるように。


            私や母が病院へ行くことを勧めるが、人(特に家族)から意見されるのを嫌うため無駄。

            私も母も認知症だと気付きながらもこの話を出すとキレるため面倒くさくなり、

            時々衝突しながらも家族が我慢すれば済む話だと思い父の好きなようにさせていた。


            父の認知症 2 へ続きます。














            父の認知症 2

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              JUGEMテーマ:病気

              認知症日記
              一日のうちに同じことを何度も聞いてくることは当たり前だったが、
              その都度会話は成立していた。
              しかし私や母が気付いてから4年。
              時々会話が成立しなくなってきた。
              この頃になると、
              毎年夏のうちに薪を準備し寒くなると薪ストーブを設置する昔からのこともやらなくなり、
              月一回の煙突掃除もせず、燃えが悪いと薪をとにかく細かく割るようになった。
              たかだか数分の会話の冒頭に話したことを覚えていない。
              作業場と家が離れているのだが、多い時は十数回家に来るようになり、
              「携帯・・・」「たばこ・・・」などと呟きながら来るが何も持たず出ていく。
              何かをしに軽トラで家に来るんだろうが、家の前まで来て停車しそのまま戻っていく。
              常に何かを探していて、戸棚や引き出しをそんなとこにあるわけないだろというとこまで開け、
              見つけてもどこから出したか分からず片付けられない。
              春になり薪ストーブの撤去を頼むと煙突はそのままでストーブ本体のみ撤去。
              もちろん掃除などしていない。ストーブに使う小物も”なぜ?”というところに片付けてあった。
              いよいよ母と強制的にでも病院へ連れていくことを考えるようになった。
              認知症に気付き約5年。
              母が町の健康診断と騙し検査を受けに連れていくことに。
              この頃になると、昔から付き合いのある人や勘のいい近所の人は気づくように。
              もしかしたらもっと前から気付いていたかもしれないが、
              仲のいい人、心配してくれる人は私や母に言ってくれるようになった。
              母が検査に連れて行き、問診や頭部の写真を撮り結果は後日とのことだったが、
              担当医師の説明ではまず間違いなく認知症でしょうとのこと。
              分かり切った答えではあったが「まさか身内に」というのが正直な感想。
              後日、母だけが病院へ結果を聞きに行きアルツハイマー型認知症の確定。
              それでも唯一のやることである自営の仕事を取ると一気に進行すると思い、
              「年だから会社たたんだら?」という軽い言い方に抑えておいた。
              どんな状態であれ、周りに迷惑を掛けなければいいと思っていた。
              家族が我慢すればいい問題だと思っていた。
              しかし進行すればそうもいかないことも分かっていた。
              昨今、ニュースで認知症による事故が目立つこともあり、
              人を轢いてからでは遅いと思い警察へ確認してみることに。
              認知症と分かっていて運転させ事故をおこすと、
              酒を飲んだと知っていて運転させたと同じように家族まで責任を問われる場合があるらしい。
              いくら父でも自分の人生を棒に振るつもりはない。
              警察の相談窓口→警察→免許センターと言われるままに電話を掛けたが、
              最終的に手続きは免許センターとの書類のやり取りで免許の取り消しを行うらしい。
              すぐに手続きへ移行するかは別として、書類を郵送してもらうことにした。
              父の認知症 3 へ続きます。

              鋳物薪ストーブ設置&リフォーム 5

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                DIYリフォームで鋳物薪ストーブ設置

                薪ストーブを設置するにはいくつかのルールがあります。

                1.重い鋳物薪ストーブの場合は床が耐えられること。

                2.低温火災を起こさないようにする。

                3.煙突の取り回し

                大きく分けてこの3つがメインかと。


                比較的新しい丈夫な家なら1は問題ないでしょう。

                見た目や使い勝手を気にしないなら床に直接空気層を設けた板を敷き、

                レンガなどを敷き詰めれば床を工事することなく済みます。

                壁と十分距離があれば低温火災の心配もないですし、

                もし近くてもケイカル板を貼りレンガやタイルで終わらせることが出来ます。

                でもこれだと薪ストーブが一段高くなり、置く場所が部屋の真ん中付近になります。

                壁に寄せるにしても既存の壁にそのまま耐火処理をするため圧迫感が出ます。


                それと同時に出てくる問題が3の煙突の取り回しです。

                壁から離したり部屋の中央付近に薪ストーブを設置すると、

                煙突の横に伸びる部分が長くなります。

                これが煙の排出を困難にし、良い燃焼の妨げとなります。

                結果、煙突に煤などが溜まりやすく掃除の頻度が上がります。

                煙突設置例  煙突取り回し

                大まかに言うと、図のAの長さがBより長いこと。

                A+Cの長さがBの2倍以上あることだそうです。

                Cの長さは出来るだけ長くしたほうがドラフト(上昇気流)が生まれ良い燃焼となり、

                煙の逆流などを防ぐことが出来ます。

                「馬鹿と煙は高いところが好き」とはよく言ったもんですね〜(笑)


                我が家の以前の薪ストーブはこの煙突の取り回しが悪く、

                AがBより短く、Cの長さも壁から出た煙突にL型ジョイントとH笠を付けただけ。

                ちょっと煤が溜まったり、風向きなどで逆流していました。

                そんな感じで選んだノザキ産業の煙突セット。

                ノザキ産業 煙突セット 

                スライドして長さを替えられるため、無加工で設置できます。


                耐火耐熱のために取り付けたメガネ石は間柱と同じ厚さ。

                その上にボードや外壁を貼ると煙突と直接触れるため、

                私は12?のケイカル板を同サイズにカットし、内外に挟み込むように取り付けました。


                メガネ板で塞ぐ前にも一工夫。

                120?の煙突と120?用のメガネ板でも必ず隙間があります。

                これが隙間風や外からの音が聞こえる原因になります。

                これを解決するために、車やバイクなどのマフラーに使用するグラスウールを

                煙突の径より小さくカットしメガネ板で挟んで設置。

                煙突を通すときに「ズズッ」っと抵抗があるくらいがちょうどいいです。

                煙突 隙間埋め 

                基本、鋳物の薪ストーブはシーズンが終わっても撤去しないんで、

                一つ一つ仕上げていきましょう。(*´▽`*)


                鋳物薪ストーブ設置1  ホンマ製作所 薪ストーブ

                鋳物薪ストーブを設置するとこんな感じになりました。

                ホンマ製作所 MS-406TX

                小ぶりですが、大きな薪がはいるのと薪ストーブの形、

                扉の向きなどを設置個所に合わせて選びました。


                作業が終わって数日後大雨の日がありましたが、

                壁、床、天井をリフォームし、窓はペアガラス。

                煙突の隙間も無しでめちゃくちゃ静か!( *´艸`)

                もちろん雨漏りもありませんよ(笑)


                我ながら「いい仕事してますね〜♪」

                お付き合いありがとうございました(*´▽`*)












                父の認知症 3

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                  認知症日記

                   

                  数年前から自営の会社を閉めてもらいたいと思っていた。

                  仕事はほとんどない。
                  たまに近所や知り合いから仕事が入るが、
                  金額にすれば数千円程度の仕事。
                  その仕事をするために毎月5万程度の金が経費で飛んでいく。
                  いくら説明しても「仕事がないから営業してるんだろ!」の一点張り。
                  父は仕事以外出来ることがなく、さらに認知症になると普段と違うことに不安を感じるらしい。
                  毎日同じ時間に同じことを繰り返す。
                  それだと頭を使う必要はない。
                  ただ、たまに仕事の依頼があった時はそういうわけにはいかない。
                  お客さんと打ち合わせをし、段取りを確認し、作業をしなければいけない。
                  そんなこんなでいよいよお客さんからクレームが入るようになってきた。
                  直接来ての依頼、電話での依頼に関係なく、
                  後日お客さんに「頼んだけど来てないんだけど〜」「うちは頼んでないよ」と
                  私や母が言われるようになった。
                  毎月赤字で仕事をさせていたが、お客さんから苦情がきたらもう続けるわけにはいかない。
                  喋ってすぐ仕事を辞めるわけはないため、免許の失効で会社の閉店とすることにした。
                  以前、認知症の車の運転について免許センターに聞いたときに必要な書類は郵送してもらっていた。
                  ただ書類を提出してしまうと手続きが始まり免許失効となるため未提出。
                  この手続きに限らず、病院へ連れていく、会社を閉める、免許を失効させるなどの決定は、
                  若い時から父を知っていて長い付き合いである母に最終判断を任せた。
                  ちなみに一応説明しておくと、
                  免許返納は自主的に免許を返す手続きで、自治体によって様々なサービスがあるが、
                  免許失効は行政処分と同じ扱いになるためサービスなどは一切ない。
                  だったら返納させれば?と思うかもしれないが、
                  返納する人はまだしっかりと考えることの出来る人。
                  認知症の人に免許返納しろとか運転を止めろと言っても無駄。
                  単純に免許や車を取られると思うだけで、なぜ止めなければいけないのかなどとは考えない。
                  最終判断を任せた母はあっさりと免許センターから送られてきた書類に記入し、
                  医師からの診断書と一緒に免許センターへ送り返した。
                  事故を起こす可能性、お客さんからのクレーム、毎月の赤字を考えれば当然の結果だが、
                  「書類出したよ〜」とあっさり言われたので拍子抜けしてしまった。
                  これであとは手続きが完了したと警察から電話が来るのを待つだけとなった。

                  父の認知症 4

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                    認知症日記

                     

                    免許センターへ書類を郵送してから数日後。

                    警察から電話が来た。
                    後日、免許失効(行政処分)についての書類が郵送されるが、その書き方などについての説明だ。
                    認知症の免許失効は、違反者と同じ行政処分となる。
                    そのため、違反者に対して異議申し立ての機会がもたれている。
                    「あの違反はこういう事情があったためしょうがなかった。」
                    「街路樹に隠れて標識が見えなかった」
                    など自分に非がない、軽くしてもらおうと思う人が意見をいう場がある。
                    ”〇月〇日に××で意見の聴取を行います。
                    参加する、参加しないどちらかに印を付けて返信してください”
                    参加しなかったり期日までに返信しなければ、意見がないとみなされそのまま処分が下る。
                    私の父も行政処分扱いとなるため上記の書類が届いたが、
                    警察の説明では”参加しない”に印を付けて返信してくださいとのこと。
                    医師の診断書と家族の手続きをもって処分するだけで、
                    認知症の人に意見を聞いたところでしょうがないといったところか。
                    意見聴取が行われる日にち以降に返納にいらしてくださいと言われた。
                    母といつ返納しに行くか話していたが、なかなかタイミングが合う日がなかった。
                    話し合った中で最良のタイミングと思ったのが、
                    月一回の通院で医師に免許の返納のことを話しもう一度医師から説明してもらい、
                    その足で警察署へ行き免許の返納をするという流れ。
                    最後の返納の流れには私も一緒に行くつもりでいたからタイミングが合わなかった。
                    しかし意見聴取の日にちを何日か過ぎたころ、警察からの電話でそうもいかなくなってしまった。
                    行政処分である以上、いつまでも免許を持たせておくわけにはいかないということで、
                    こちらから明日伺いますとのこと。
                    母のパートの仕事が終わるのを待ち、私も仕事を一旦抜け、
                    午後2時に自営の仕事場の事務所で返納の手続きをすることとなった。
                    その時に警察から当日父への事情の説明の電話と、
                    2時前に「これから向かいます」の電話をお願いした。
                    父の認知症 5 へ続きます。

                    父の認知症 5

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                      認知症日記

                       

                      父には警察が来ることを伝えていたが案の定忘れていたようで、

                      警察からの電話で会社に戻ってきた。
                      このような案件を担当してるであろう女性警察官が一人で来ていた。
                      事務所のテーブルに警察官と父が向かい合って座り、
                      私と母は少し離れた場所から見ていた。
                      後から考えると、母や私が同じ席に着かず父と警察が面と向かって話したのが、
                      一瞬ではあれ自分の問題だと考えさせれたと思う。
                      警察官が父に医者から出ている診断書のこと、
                      それに伴って免許が一年間の停止となることを説明していた。
                      とりあえず一年間の停止となり、
                      一年後に医者から運転の許可が出れば免許はお返ししますとのこと。
                      一年間の停止と聞いて、私は???と思ったが、
                      全国で認知症の人から免許を取り上げる時に騒がれているからだろうな、と理解した。
                      何度説明しても覚えていない、理解できない人に警察が来て免許を取り上げると、
                      認知症の人からすれば「何の連絡も無しにいきなり来て免許取り上げた」と思うようだ。
                      現に私の父も警察からの電話で事前に説明を受け当日の免許返納となったが、
                      父 「急に来てそんなこと言われても」
                      警 「事前に電話して説明しましたよね?」
                      父 「・・・・」
                      警 「電話で話している感じでは理解されていないようでしたけど。」
                      治ることのない病気だが、それを認知症の人に説明してもしょうがない。
                      その場だけでも納得してもらい、大人しく免許を出してもらうためだろう。
                      実はこの警察と父のやり取りをスマホで一部始終録画していた。
                      病院での医者とのやり取りも録画したかったのだが、タイミングが合わず行けずじまい。
                      何度説明しても忘れ、納得してもその時だけ。
                      実際に自分が写ってる動画を見せた方がいいのかもと思っていた。
                      録画したものはPCに取り込みDVDに焼いておいて、
                      いつでも居間のプレーヤーで見れるように。
                      警察官に対して、「免許取られたら仕事できないじゃないか」とか
                      「年よりには全員にこんなことしてるのか」と言いその都度説明を受けていたが、
                      いちいちにまともの相手していてもしょうがないのであろう。
                      一通り父に説明し、カギを渡さない、絶対運転させないことを私達に念押しして、
                      書類にサインをもらって帰って行った。
                      このような人を何人も相手にしているであろう警察官は、
                      淡々と説明し父が質問すればきちんと答え、多少事務的ではあるが好感の持てる対応だった。
                      感情的になるのが認知症相手には一番困る。
                      これで免許はなくなり運転が出来なくなると同時に仕事も出来なくなったため、
                      倉庫に車を入れ施錠し、家に戻ることにした。
                      父の認知症 6 へ続きます。

                      父の認知症 6

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                        認知症日記

                         

                        免許を返納し家に帰宅したが、

                        すでにさっきあった出来事や言われたことを忘れかけていた。
                        免許を返したことは覚えていたが、
                        警察は何をしに来たのか、なぜ免許を取られたのかはもはや記憶にはないようだ。
                        車に乗るからカギをよこせ
                                    ↓
                        警察が来て返納したことを説明
                                    ↓
                        なぜ免許返納になった
                                    ↓
                        病気の説明をする
                                    ↓
                        自分はどこも悪くない
                                    ↓
                        病院に通っていることを伝える
                                    ↓
                        病院に行っている自覚はない
                                    ↓
                        再び病気と通院していることを説明
                                    ↓
                        仕事が出来ないと騒ぐ
                                    ↓
                        数年前からほとんど仕事がない状況を説明
                                    ↓
                        仕事がないから営業しなければいけない
                                    ↓
                        ”会話の頭に戻る”の繰り返し。
                        終いには「無免許だろうが自分の判断で乗るからお前たちには関係ないだろ!」という始末。
                        無免許と分かってて乗せれば家族も処分されることを説明しその場を濁す。
                        仕事もなく毎日軽トラで走り回り、知り合いのところによって世間話をしてるだけだが
                        本人にその自覚はなく、認知症が始まったころのままの記憶のようだ。
                        あの人は仕事が減ってきて会社を辞めた、あの人は歳だから会社を辞めたなどと自分では言うが、
                        自分が言われると屁理屈を言って人の話は聞かない。
                        昔からの性格がボケてさらに強くなった感がある。
                        免許返納の翌日の朝から同じやり取りの繰り返し。
                        しかもすでに警察が来たことを覚えておらず、
                        雰囲気で話を合わせてるだけ。
                        「警察来たの覚えてない?」
                        「覚えてる」
                        「男性だった?女性だった?」
                        「男の人」
                        「女性の警察官だよ」
                        「・・・・・」
                        録画してDVDに焼いておいた昨日のやり取りを見せる。
                        テレビに会社の事務所と自分が映っていても説明しないとドラマだと思っていたようだ。
                        DVDを見終わると、なぜ返納しなければいけないなどの一連のやり取りがありまた一から説明するが、
                        数分の説明の間にDVDを見たことを忘れている。
                        ハッキリ言ってこっちの気が狂いそうだが、
                        彼は忘れるんじゃなく毎回が一回目、父の格好をした違う人という風に考えるようにして
                        出来るだけ感情を抑え事務的になろうと思っている。
                        感情的に喋っても認知症の人からすれば、
                        「なんで初めてする話を怒りながらするんだ?」
                        としか思わないだろう。
                        一生懸命になってはいけない。
                        父の認知症 7 へ続く

                        父の認知症 7

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                          JUGEMテーマ:病気

                           

                          認知症日記

                           

                          最後に、身内に認知症患者がでて感じたこと、気付いたことを書きたいと思う。

                           

                          全ての家庭、全ての患者にあてはまるわけではないが、
                          他の病気と違い、この病気は患者より家族が苦しむ病気なので、
                          一つでも同じ境遇の方の支えになってもらえればと思います。
                          まず初めに、認知症になる前段階として検査を受けること。
                          今の薬はかなり効くらしいが治すことはできない。
                          だがかなり初期の段階だと快方に向かう場合もあるようだ。
                          仕事を辞めた、定年前後の年齢になった、少しでも会話や行動に違和感を感じたら
                          病院に連れて行ってほしい。

                          まず認知症が表面化する10年ほどまえから”匂い”に対して鈍感になるらしい。

                           

                          認知機能の神経と臭覚の神経の場所が近いらしく認知機能の低下=臭覚の低下となるようで、

                           

                          匂いを感じられない、匂いはするがどんな匂いか説明できない場合は注意が必要だ。

                           

                          ほとんどの人は病院に行くと言っても聞き入れないが、

                          健康診断や、年だから一緒に検査を受けに行こうといった感じで。
                          次に認知症と診断が出た場合。
                          進行具合にもよるが、医師の診断で運転免許の返納となる。
                          説明して返納してくれればいいが、まず素直に返納することはない。
                          人にケガをさせてからでは遅い。
                          最終的には無理やりにでも免許を返してもらうことになる。
                          私がやってよかったと思うことは返納の時を動画に残したこと。
                          本当は病院で医師と面談しているところも撮りたかったのだが、休みが合わず断念。
                          後から、警察が来た、病院に通っていると言っても本人の記憶はゼロ。
                          ゼロ=未経験ということになり、私たち家族が嘘をついていると思うらしい。
                          記憶になくても動画で見せられると、少なくても瞬間だけは理解する。
                          短期記憶からどんどん無くなっていくため、
                          同じことを動画を見せてなんども話せばいずれは長期記憶にならないかな(笑)という
                          素人考えだが、少なくとも免許を返納したということは覚えてくれた。
                          ◎認知症患者の傾向
                          ・すぐ怒る、怒鳴る
                          ・怠け者になった(実際は怠けているのではなく、何をすればいいかわからない)
                          ・常に何かを探している
                          ・情緒不安定
                          ・被害妄想
                          ・TPOに合わせた服を着ることが出来ない。
                          ・使ったものを元の場所に戻せない
                          ◎家族の対応 (私達家族の対応)
                          ・何かを説明する場合でも感情的にならない(実際は感情的になってしまう場面もあるが)
                          ・確定したら運転免許返納の手続き
                          ・市町村から介護認定を受ける
                          ・重要な場面は動画に残し、言い争う前に動画を見せる
                          ・警察からの行政処分の用紙や病院からの診断書などは、コピーを取って壁に貼っておく
                          ・警察、病院からの用紙と一緒に、病気のこと、運転できないことを簡潔に紙に書き貼っておく
                          ・認知症の人に説明する場合、多くの情報を入れると理解できないため簡潔に話す。
                          ついボケる前と同じように接してしまいがちですが、
                          説明しても、考え、理解することが出来ません。
                          それと自分たちだけで抱え込まず、どんどん近所や知人へ話してください。
                          介護は、いかに介護する側の負担を減らすかにあると思います。
                          私の父のように体が普通に動くうちに発症すると、家族は大変だと思います。
                          介護者が倒れないように適当にあしらっていきましょう。
                          最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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